先輩職員の声 voice

宮本 慶一

サポートセンターえいと

酒田 聖大

ぴいす

野上 亜希

サポートセンターえいと

岡田 雅美

サポートセンターえいと

宮本 慶一 写真

宮本 慶一

部署:サポートセンターえいと
職種:サービス提供責任者・介護福祉士
2013年入職 正規職員

入社のきっかけ

友人からの突然の連絡「お前、福祉に興味ある?ヘルパーの仕事」

私自身が、あまり人と関わる仕事には向いていないと思っていたので、それまでは対人職は意識的に選んでいませんでした。言われた当時は結婚もしていて、子供も小さい中、即答はできるはずもない、そんな私が友人の言葉を聞いて「わかった、今の仕事辞めてヘルパーの資格取って来るから。」と言えたのは、幼馴染からの言葉に「覚悟みたいなもの」が出来たからだと思います。小学生1年からずっと一緒だった彼は30代で急激に視力が落ち、病気が分かった頃にはほとんど目が見えていない状態でした。

20代の頃「何かあったら俺が助けたる」と私が彼に言えたのは、若さゆえの正義感だったのかもしれないですが、福祉に興味があるはずのない私がこの仕事を選んだのは、他でもない「彼という人間に興味があり、彼と共に生きていきたい」という彼に対する興味だったのだと思います。入社のきっかけも、当時、友人の相談員をしていた代表と合わせてもらう事があり「独立するので人を探している」という所からお話を聞かせていただき、まだ資格も持っていない私を「是非、一緒に働きましょう!準備して待っています!」と机とパイプ椅子のみの何もない事務所で、言って下さった事を今でもはっきりと覚えています。

仕事内容や利用者さんとの
エピソード

障害福祉という仕事は初めてだったので、戸惑う事は多かったですが夢中でした。
その中でもある利用者さんとの出会いを今でも度々思い出します。彼は私とほぼ同い年だったので仲良くなるまでにそんなに時間はかかりませんでした。
電動の車椅子で移動されていたので、ベッドへの移乗、食事介助、トイレ介助、入浴介助、髭剃り‥等々とスキルのない私には盛沢山の仕事内容で、失敗といった事もたくさん経験しましたが、いつも笑って話してくれました。

哲学が好きな彼は、勉強会なる集まりを開催していましたので、プライベートでもよく参加していました。「人生に失敗はない、ただあるのは学びだけ」と言ってくれる彼に失敗続きの私は救われ、ヘルパーとして育ててもらいました。
お出かけも色々な所へ行きました。映画館、おいしいカレー屋、ラーメン屋、ビールフェス。美味しいものを食べるのが好きな彼は満面の笑みを浮かべながら「生きててよかった!」と笑うのです。
私も「そんな世紀の瞬間に立ち会えてよかったわ」と返すのです。
外出すると、様々なトラブルもつきものです。車椅子対応のトイレがない、突然の雨で傘がない、財布がない、もう、走って、叫んで、くたくたになって、大変な思いをした後に笑いが込み上げてきて2人で大笑いしまいた。

彼は3年前に他界してしまいましたが、彼との数々の思い出は今も私のかけがいのない財産となっています。

この仕事の魅力

この仕事を始めてみて今思うことは、色々な人との関わりの中、人は自分にないものを必ず持っている、あらゆる事柄で自分と違う何かがあるという事です。
その人をリスペクトしていれば、その人を通じて学べることが必ずあります。
人とつながる事を苦手としていた私が感じたもの。「つながる」の定義は人それぞれかもしれませんが、関係性とはお互いが一方的に抱くものではなく、両者が同じような感情を抱いた時に深くなるものだと今は強く思うようになりました。
相手への愛情も、それがどれだけの熱量をもっていたとしても、それが片思いなら関係性の深さは変わらないのです。仕事の中で自分の名前を憶えてもらっただけであっても、私はとても嬉しかった、自分を認識してくる人がいることを感じられるだけで満たされるものがありました。
それは相手も同じで、そうやって少しづつ毎日つながっていく。
目の前の人がどんな人なのかと興味を持ち知っていく喜び、自分が何者であるかを開示していく安心感。
つながりの深さは信頼関係の深さではないかと思うのです。

「誰かの日常になる」という幸せがこの仕事にはあると感じています。

酒田 聖大 写真

酒田 聖大

部署:ぴいす
職種:生活支援員・介護福祉士
2016年入職

入社のきっかけ

代表が講師として来られていた初任者研修を受講しており、そこで出会いました。
転職活動もあまりうまく行っていない中、とにかく正社員になれる場所を探していました。
この業界のことは何一つ知らなかったのですが、研修が終わったらうちに来ないかと言葉をかけていただき、お世辞だったかもしれないのに馬鹿正直に資格取得後電話をしたのがきっかけです。

仕事内容や利用者さんとの
エピソード

入職から5年目に生活介護部門へ異動となりました。異動はスキルアップのために自分から希望したのですが、希望通り叶えてくれました。
一対一の仕事から集団支援に携わり、他の職員の支援を間近で見て学べることも魅力に感じています。
活動では、内職や畑での仕事をしたい人に対して、働きやすい環境設定をしたり、カラオケや公園に出かけたり、レクリエーションの余暇活動を一緒に楽しんだりしています。
また、月に2度お楽しみ調理という企画で、みんなでお昼ごはんを作っています。いつも「今度お楽しみ調理いつやるの?」「次は何作ろうかな?」と大人気です。
自分たちで作ったご飯をみんなで仲良く食べるのですが、美味しそうに食べておられる姿を見るととても幸せな気持ちになります。

この仕事の魅力

障害のある方といっても十人十色で、いろいろな人がいます。
うまく言葉を発することが難しい方もいます。
そんな中でなんとなく気持ちが伝わったり、楽しいことも嫌なことも共有できたときにとてもやりがいを感じるし、楽しく思います。

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野上 亜希

部署:サポートセンターえいと・ぴいす
職種:ヘルパー・介護福祉士
2017年入職

入社のきっかけ

小学生の頃、学校で養護学校との交流する機会があり、身体障害のある女の子と出会いました。
ある時、先生がその女の子を抱っこしていて、女の子の口から出たよだれを腕でサッと拭いた仕草がとてもキレイで、目を奪われました。

その先生への憧れもあってか、福祉の仕事がしたいと考えるようになりました。
進学していく中で保育士の資格や介護福祉士の資格を取得しました。
卒業後は、障害のある方の日中活動の場やグループホーム、障害のある児童の発達支援センターでの関わりを経験し、現在、一般社団法人eightで働いています。

働いてみて感じることは、利用者さん一人ひとりの成長を感じられるのが楽しい!私自身も成長させてもらっている!ということです。
小さなちょっとしたことでも「成長を楽しめる」この仕事があらためて好きだと感じています。

仕事内容や利用者さんとの
エピソード

入職して始めの頃に出会ったAさん。
養護学校を卒業後しばらく経ってから、だんだんと日中活動の事業所へ通うことができなくなり、ご自宅に引きこもってしまった重度の自閉症の利用者さんと関わることになりました。

ご本人との関わりの中で、少しずつ関係性を深めていきながら、少しずつ自宅から外へ出かけられるようになりました。
コンビニエンスストアで買物だけして自宅に戻るという短いお出かけから、だんだんと出かける時間を伸ばしていき、週1回午前中だけ ぴいすに通えるように取り組み、週3回通えるようになり、午前中だけなら週5回通えるようになり、そして午後の時間も本人の好きなカラオケ活動をテコにして少しずつ少しずつ回数を増やしていきました。

ぴいすの活動の中で、わたぼうし音楽祭にお出かけできるようになったり、奈良市にあるはぐくみセンターへみんなでランチに行けるようになりました。
初めてぴいすで企画した1泊旅行で神戸に行った時も、旅行前に電車に乗る練習も何回も一緒にしました。
本番の旅行では、なんのトラブルもなく電車にも乗ることができ、ご本人も旅行先の食事や温泉を満喫されていました。

内職のタオル畳みのお仕事にも取り組んでいただき、工賃ももらえるようになりました。
初めてのお給料をもらい、本人がお母さんに渡された時の満足そうな顔も、受け取ったお母さんの嬉しそうな表情も忘れられません。

今では毎日ぴいすに通えるようになり、ご本人にも仲間ができ、みんなと一緒に仕事を頑張っている姿を見て嬉しく感じてます。

この仕事の魅力

「楽しいから」というのが一番はじめに出てくる感情です。

なんで「楽しい」と感じるのか、一番は出来なかったことができるようになる場面に立ち会えること。
関わる中で新たな一面が見れると「もっと見たいな」「知りたいな」という思いが出てきます。

例えば、自閉傾向のある方で、人へのこだわりが強い結果、本人がパニックになりしんどくなってしまうことがあります。
他の人に左右されずに生きやすくなってほしい。
「○○さんがお休みになったからパニックになる」などが少しでも改善できたら。
自分の本当にしたいことが楽しめる時間がもっと増えたら嬉しいです。

一人ひとりの成長を感じられるのが楽しいですし、私自身も関わり合いの中で成長させてもらっています。

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岡田 雅美

部署:サポートセンターえいと
職種:ヘルパー・ヘルパー2級
2016年入職・パート

入社のきっかけ

もともとは一般企業で働いていましたが、結婚後出産した長男に障害があることがわかり、自閉症という診断を受けました。
その頃は障害についてまったくの無知だったんです。

子育てに奮闘する中、「将来、自閉症の子ども達はどんな生活を送るのか」知りたくて。ヘルパーの資格を取得して、障害福祉の仕事に携わるようになりました。
障害福祉の仕事の中でも、本人に一対一で関わることができる、ヘルパーの仕事に魅力を感じました。
一般社団法人eightと出会い、「共に生きる未来創る」の理念に共感し、利用者さんに寄り添って支援していく という言葉を聞いて入職を決めました。
その人がやりたいことを応援したい、将来できることが増えたら嬉しいなと思っています。

子どものおかげでこの仕事を知ることができました。
私も利用者の方々に寄り添い、充実した毎日が過ごせるよう、今後も関わっていきたいと思います。

仕事内容や利用者さんとの
エピソード

私の仕事内容としては、調理や掃除・買物などの家事援助や、入浴介助など生活の支援、また余暇支援に携わってます。
一対一の支援ですが、特に余暇支援は私自身も一緒に楽しみ、色々なところへお出かけしています。

重度身体障害の利用者さんで、発語でのコミュニケーションではなく表情や視線でYES・NOを伝えてくださる方がいます。
はじめはうまく気持ちを理解することが難しかったのですが、だんだんとやりとりができるようになって、「好きなCDがわかる」「好きな食事メニューがわかる」などやりとりができるようになって、ご本人も嬉しそうにしてくれるので、私も嬉しくなります。

利用者さん一人ひとりのかわいい仕草を見つけては癒されています。

この仕事の魅力

利用者さんの魅力はもちろんのこと、サポートセンターえいとは家庭の事情や用事での休みは必ずもらえます。
男性職員も優しい方ばかりで、いろいろ相談に乗ってもらえてマイペースに働かせてもらっています。
支援と支援の間に少し時間あった時は、自分の買物や家の用事ができたり、ママ友とランチに行ったりもして楽しんでいます。